北欧紅茶

北欧のXmasを紅茶で味わう「ピパルカック(ジンジャークッキー)」

北欧のXmasを紅茶で味わう「ピパルカック(ジンジャークッキー)」

今年もクリスマスツリーが街に並ぶ季節がやってきました!
子どもから大人まで、世界中で盛り上がりをみせるクリスマス。
今回はフィンランドの定番、スパイスが効いたクリスマスには欠かせないジンジャークッキーをご紹介します。
北欧紅茶スパイスブレンドを活かしたやさしいスパイス感、紅茶もしっかりと味わえるカリカリおやつに仕上げます。

ピパルカックとは

「ピパル」=ペッパー、「カック」=クッキーの意味があり、フィンランドのクリスマスには欠かせないお菓子です。
一年の疲れをとり、悪魔を追い払って、幸せな新春を迎えましょう、という意味が込められています。

北欧のクリスマス菓子には、シナモンやジンジャーなどスパイスの効いたお菓子が多く、フィンランドでは“Piparkakku(ピパルカック)”、スウェーデンでは“Pepparkaka(ペッパーカーカ)”と呼ばれています。

スパイスと黒蜜のようなダークシロップで甘みがつけられ、焼き上がりはとても香り豊か。この香りが家中に広がると、たちまち気分はクリスマスに!
焼き上げたクッキーをツリーに飾ったり、クッキーハウスを建てたりもします。

大人は赤ワインをベースにしてスパイスを利かせたグレッグを飲みながら、ジンジャークッキーを食べるのが北欧の年の暮れの風景です。

“型”に込められた願いと象徴

型抜きクッキーを作る楽しみの一つに、型選びがあると思います。

近年では信仰や象徴性が薄れ、多種多様なデザインの中から好みのものを選ぶことが一般的ですが、本来は、形のひとつひとつにある願いが込められていました。

たとえば、フィンランドで最も人気のある花の形をしたジンジャークッキーは、“豊作、富、豊饒”を象徴しています。一方ハート、星、鳥は、“愛、信仰、聖霊”の宗教的シンボル、ジンジャーマンは“長く幸せな人生”の象徴とされてきました。

紅茶をスパイスに♪「紅茶のピパルカック(ジンジャークッキー)」レシピ

(調理時間:約60分 ※生地を休ませる時間を除く)

材料(天板2枚分)

《クッキー生地》
・薄力粉…250g
・ベーキングパウダー…小さじ1/2
・たまご…1個
・無塩バター…60g
・紅茶シロップ…下記より70g
・きび砂糖…40g
・スパイスブレンド(ミルしたもの)…小さじ1(約4g)
・バニラオイル…少々
・塩…小さじ1/8

《紅茶シロップ》
・湯…150cc
・スパイスブレンド…8g
・濃いめの紅茶…100〜130cc程
・グラニュー糖…100g

作り方

下準備

・茶葉は細かくミルしておきます。
・薄力粉は冷たいものを使用します。ベーキングパウダーと合わせ1度ふるっておきます。
・その他の材料は全て室温に戻します。


紅茶シロップの作り方

1. 沸騰直前まで沸かしたお湯に茶葉を入れ、蓋をして蒸らしながら濃いめの紅茶を作ります。軽く押さえながら漉します。

2. 漉した紅茶液を鍋に戻しグラニュー糖を加え、砂糖を溶かしながら強中火で6〜8分煮詰めます。


クッキー生地の作り方

1. 小鍋に紅茶シロップ、砂糖、ミルした紅茶葉、塩、バニラオイルを入れ火にかけます。弱火で温め沸騰してきたら火からおろし、バターを加え溶かします。人肌まで冷まします。

2. 人肌に冷めた 1 に溶きほぐした卵を加え、ホイッパーで混ぜ合わせます。卵はしっかりと室温に戻しておきましょう。冷たいと砂糖が再結晶してくるのでご注意ください。

3. 薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ゴムベラで均一になるまで混ぜます。

4. このようなしっとりとした粉気のない状態になれば生地の完成です。

5. ラップで包み冷蔵庫で1時間以上休ませます。

6. 打ち粉を振った台に生地を出し、めん棒で厚み3mmに伸ばします。型で抜きクッキングシートを敷いた天板に並べます。オーブンは180度に予熱を入れておきます。

7. 180度に予熱したオーブンで15分、きつね色に焼けたら完成です。


作業ポイント

・のし台、めん棒、抜型には軽く打ち粉をふっておくと作業がスムーズです。作業中べたついてきた際はその都度打ち粉を使用しましょう。
・天板に並べる際は、間隔を空けずぎゅうぎゅうに並べて大丈夫!広がる生地ではないのでくっつきません。
・大きな型を使用したり、厚み1冂の生地を焼く場合は、18〜20分程焼いてください。ご家庭のオーブンに合わせて調整をお願いいたします。

保存方法

日持ちの良いクッキーですので、高温多湿を避け乾燥剤などと一緒に密閉保存瓶に入れていただくと、1ヶ月近く美味しい状態を楽しめます。

やさしいシナモンの香りと紅茶の余韻♪

茶葉の粒粒は高級感があり、素のままの見た目もとても可愛らしいです。
まずはそのままつまんでみてください。カラカラっとした感触、パキッと固めの食感が特徴です。すっきりとした紅茶の余韻をダイレクトに味わうことができます。

型のサイズが変わると紅茶の香り方や食感にも変化が生まれます。いろんな型で焼いてみましょう♪

一般的なジンジャークッキーはシナモンやクローブ、ジンジャーパウダーなどスパイス感が強く、少し苦手な方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、それらのスパイスを北欧紅茶「スパイスブレンド」に置き換えました。シナモン、カルダモン、ローズヒップ、クローブが配された紅茶。スパイシーながらも甘い香り、温かみのあるオリエンタルな味わいがピパルカックにぴったりと馴染みます。

角の無いやさしいスパイス風味なのでお子様にも食べやすく、ボーロを思わせる懐かしい味わいに、大人もついつい手が伸びてしまう美味しさです。

甘いのがお好きな方、スパイス感をよりまろやかにしたい方は粉糖を絡めてみてください。
粉雪をまとったピパルカックは一層冬らしい装いに♪

ナイロン袋にクッキーと粉糖を適量入れ、口をしっかりと握ってシェイクすると、しっかりと全体に砂糖をまぶすことができます。
クッキーは割れやすいため、やさしく振ってあげてくださいね。

甘みをプラスする方法として、アイシングもおすすめです。顔を書いたり色を塗ったりと自由に楽しんでみてください。

まとめ

フィンランドのクリスマススイーツ「ピパルカック」いかがでしたか。

フィンランドでは、このクッキーをコーヒーに浸してやわらかくして食べたり、癖の強いチーズをのせてクラッカーのように食べたりもするそうです。

扱いやすい生地なので小さなお子様とのクッキーづくりにおすすめです。糖蜜を煮詰めて作る製法は一般的なクッキー作りにはない工程なので、楽しくチャレンジしてみてください。
紅茶シロップを作る余裕のない方は、モラセスや黒蜜に置き換えてどうぞ。スパイス好きの方は、ジンジャーやシナモンを追加するのもよいでしょう。

当日だけでなく準備も楽しいクリスマス♪ご自宅用はもちろん、心温まる冬の贈り物にも最適です。
北欧紅茶の香りと共に思いっきりワクワク気分を楽しみましょう!皆様良いクリスマスを。

Back Number